芝刈り縄綯い、草鞋を作り 親の手を助け、弟を世話し
2010年 04月 08日
新年度が始まるってことは
時間割もテキストも一新するわけで
スタッフの側もそうですが
生徒の方はもっと新鮮に思えるようです。
「先生!」
「なに?」
「なんでこのテキストの表紙は大仏が本持っとるん?」
新しくなった教材の表紙をじっと見つめています。
この絵がどうも大仏に見えるようです。
「こりゃ、二宮金次郎さんやがなー」
「えーだれそれ??」
もう一人の生徒が参戦してきます。
「あーあの、小学校のときに校庭の隅に立っとった人じゃ」
「そうなん、あれ二宮っていう人なん」
最近の生徒は
サラリーマン金太郎は知っていても
金原二郎さんも
二宮金次郎さんも知りません。
学校でも教えないんですよね。
立派な方だと思うんですけどね。
「江戸時代の人物で、農業指導などを各地で行い、財政再建を成功させた」
「社会貢献することで、いずれ自分に還元されるという教え」
「薪を拾い集め、移動する時間も惜しんで勉強した人」
など
わたしの知ってる知識をもってお話ししましたが
どうもピントは来ないようでした。
「寸暇を惜しんで学べということだよ」
「えー、こういう人って一番
損するタイプよねー」
もうここはご本人に登場していただくより他にないようです。
by mt_over164
| 2010-04-08 22:18
| 出来事